【社会人のマナー】結婚式とお葬式が重なってしまった場合、どちらに行くべき?

いざというときに知っておきたい社会人のマナーというものがある。年齢を重ねるたびに機会が増えていく「冠婚葬祭」などが、その際たるものだろう。祝儀袋の書き方から包む金額、または香典の相場など、なかなか人には聞き辛いもので、最近はネットで直前に情報を収集する人も多いはずだ。

だが、検索しても回答例が見つからない場合もある。たとえば、「結婚式とお葬式が重なってしまった場合、どちらに行くべきか?」というシチュエーション。マナーサロン「セレブスタイル」主宰のマナー研究家・住友淑恵さんが、正しい選択肢を教えてくれた。

「可能な限り結婚式を優先しましょう。結婚式は何ヶ月も前から式場の予約などの準備をしているという理由もあります。結婚式に出席するときは、葬式のほうは代理人を立ててもOKです」

ただ、「友人の結婚式と、お得意先の社長のお葬式」が重なった場合、お葬式に代理人を立てるのは失礼に当たるという。

「仕事でお世話になった方のお葬式の場合は、できるだけ代理人ではなく、自ら通夜か葬儀に出席すること。出席できない場合は四十九日以内に先方に弔問に行きましょう」

また、「友人の結婚式と、身内のお葬式」が重なった場合は、身内の葬儀を優先する。友人には「やむを得ない事情で結婚式は欠席させていただきます」と伝えことる。

だが、結婚式もお葬式も、ただ出席するだけでなく「気持ち」が一番大事なマナーであることは忘れてはならない。

http://wpb.shueisha.co.jp/2011/09/25/7093/