いいお坊さん ひどいお坊さん

行政書士である筆者から、見たお坊さんの姿を描く。
お坊さんや葬儀会社、一般の人の声を載せたり、
その理由を考察したり、お坊さんの取り組みを紹介したり。

いいお坊さん ひどいお坊さん
行政書士である筆者から、見たお坊さんの姿を描く。
お坊さんや葬儀会社、一般の人の声を載せたり、
その理由を考察したり、お坊さんの取り組みを紹介したり。

内容に一貫性がないというか、
何を言いたいのか分からないというのはあるが、
お坊さんについて、坊主側と一般人側の両面から書いていって、
どこかにつなげようとしたのかなと思えなくはない。

仏教とお金にまつわる様々なトラブルについて、
お坊さんのあり方・ふるまいを嫌悪する人々と、
なぜ檀家や一般の人が離れていくのかを理解できない/しようとしないお坊さんの、
それぞれの思考や考えの流れを筆者なりにトレースしている。

一般人がお坊さんに対して持つ漠然とした「理想像」と、
一般人が現実のお坊さんに対してもつ「坊主丸儲け像」と。
それらがいかに形成されているのか、
それらが実態をどこまで言い当てているのか、あるいは実態と乖離しているのか。

一般人がそのずれを理解していないのと同様に、
お坊さん側のそのずれを認識していないために、
妙な不満が澱のようにたまっていて、
つまるところコミュニケーションできていない、
コミュニケーションをとりたいと思うほどの関係性を構築できていない、
という問題に帰着させているように思う。

コミュニケーションがとれたら、
それはそれでそこから新しい問題が出てくると思うけど、
それ以前のところでひっかかってコケているというのもまた事実なのだろう。


書名:いいお坊さん ひどいお坊さん
著者:勝桂子
出版社:ベストセラーズ

http://news.livedoor.com/article/detail/6006391/


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